DTM(デスクトップミュージック)を始めたいけど、何から揃えればいいのかわからない。そんな悩みを持つ初心者は多いと思います。機材が多すぎたり、専門用語がわからなかったりして、途中で挫折しそうになる方もいるでしょう。
そこでこの記事では、DTMを始めるのに最低限必要な機材・ソフトを分かりやすく解説します。
1. パソコン(PC)
まず一番重要なのがパソコンです。DAW(音楽制作ソフト)を動かすための土台となります。
- 推奨スペック
- CPU:Intel Core i5以上、または同等のAMD Ryzen 5以上
- メモリ:最低8GB、できれば16GB以上
- ストレージ:SSD搭載が必須。容量は最低256GB。音源やサンプルを多く使う場合は512GB以上がおすすめ
- OS:Windows 10以降 または macOS最新版
パソコンはDTMの作業を快適にするためにとても重要です。スペックが低いと動作が重くなったり、途中でソフトが落ちたりすることもあるので注意しましょう。
2. DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)
DAWは音楽制作ソフトのこと。曲を作ったり、録音したり、ミックスしたりするメインのツールです。
- 初心者におすすめの無料DAW
- Cakewalk by BandLab(Windowsのみ)
- Tracktion Waveform Free(Windows・Mac対応)
- 有料DAWの代表例
- Ableton Live
- FL Studio
- Logic Pro(Mac限定)
- Cubase
最初は無料版や体験版から始めて、慣れてきたら有料版へ移行するのがおすすめです。
3. オーディオインターフェース
オーディオインターフェースは、パソコンと楽器やマイクをつなぐ機械です。音質をよくしたり、遅延(レイテンシー)を減らしたりできます。
- 初心者向けおすすめモデル
- Steinberg UR12
- Focusrite Scarlett Solo
- PreSonus AudioBox USB
どれもUSBで接続できて使いやすいです。特に歌やギターを録音するなら必須となります。
4. マイク
ボーカル録音をしたい場合、マイクが必要です。
- おすすめのマイクの種類
- コンデンサーマイク:繊細な音を拾う。歌録音に向いている。
- ダイナミックマイク:丈夫で扱いやすい。ライブやラジオ配信向け。
- 初心者向けモデル例
- Audio-Technica AT2020(コンデンサーマイク)
- Shure SM58(ダイナミックマイク)
マイクを使う場合、別途ポップガードやマイクスタンドがあると便利です。
5. ヘッドホン or スピーカー
正確に音を聴くためにモニター用のヘッドホンやスピーカーが必要です。
- 初心者におすすめのヘッドホン
- Audio-Technica ATH-M40x
- Sony MDR-7506
モニター用のスピーカーは予算があれば導入すると良いですが、最初はヘッドホンで十分です。
まとめ
DTMを始めるならまずは以下の5つを揃えましょう。
項目 | 役割 | おすすめ例 |
---|---|---|
パソコン(PC) | 作業の土台・ソフトを動かす | Intel Core i5、メモリ8GB以上 |
DAW | 作曲・編集ソフト | Cakewalk(無料)、Ableton Liveなど |
オーディオインターフェース | 音質向上、録音環境整備 | Steinberg UR12、Focusrite Scarlett Solo |
マイク | ボーカル録音 | Audio-Technica AT2020 |
ヘッドホン | 正確なモニター環境 | Audio-Technica ATH-M40x |
この5つを準備すれば、DTMで曲作りや録音が始められます。まずは安価なモデルから揃えて、慣れてきたらアップグレードしていくと良いでしょう。